ワークスタイルの変革とは、これまでの働き方や仕事のやり方から、時代に合った新たなスタイルに変えていこうという働き方改革を指します。
この記事では、ワークスタイル変革とは何か、主な種類やメリット・デメリット、成功のコツについて解説します。
ワークスタイルとは
ワークスタイルとは、一人ひとりの働き方、仕事のやり方を意味する言葉です。
例えば、個人のワークスタイルというと、テレワークや在宅勤務など、働き方を指すのが一般的です。
一方で、企業のワークスタイルというと、制度や社風などを意味することもあります。
また、正社員や派遣社員、パートタイム、アルバイトなどの雇用形態をあらわすときにも、ワークスタイルという言葉が使われることがあります。
主なワークスタイルの種類
続いては、主なワークスタイルの種類について紹介します。
テレワーク・在宅勤務
代表的なワークスタイルともいえるのが、テレワーク・在宅勤務です。
テレワークとは、情報通信技術(ICT)を用いることで、時間や場所にとらわれずに働く、柔軟な働き方のことを指します。
自宅を就業場所として働く在宅勤務もテレワークの一種で、育児や介護などと両立しながら仕事ができるというメリットがあります。
ハイブリッドワーク
ハイブリッドワークとは、従来の働き方である「オフィスワーク」と、オフィスから離れた場所で働く「テレワーク」を組み合わせたワークスタイルです。
オフィスワークとテレワークを交互に行ったり、どちらか希望する働き方を選べたり、週1回のみオフィスワークをするなど、やり方はさまざまです。
個人や企業の状況に合わせて、柔軟な働き方ができるというメリットがあります。
フレックスタイム制
フレックスタイム制とは、決められた固定の時間で勤務するのではなく、自分で始業・就業時間を調整できるワークスタイルを指します。
必ず勤務しなければいけないコアタイムが設けられている企業もありますが、基本的には自分の好きな時間に出社・退社できるので、仕事と育児・介護、プライベートのバランスを取りやすく、ワークライフバランスを充実させやすい働き方だと言えます。
短時間勤務
短時間勤務とは、1日の勤務時間を通常よりも短く設定する働き方のことです。
主に、子育てや介護などと仕事を両立させたいという人が利用するワークスタイルで、要件を満たした従業員は勤務時間を原則6時間に短縮することができます。
フリーアドレス
フリーアドレスとは、オフィスに個人の固定デスクがなく、出社後は好きな席に座って仕事ができるワークスタイルです。部署間の壁を取り払って仕事ができるので、従業員同士のコミュニケーションが活性化するメリットがあります。
ハイブリッドワークやフレックスタイム制などと組み合わせて、フリーアドレスを導入する企業も多いです。
ワークスタイル変革のメリット
ワークスタイルを変革するメリットは、一人ひとりが働きやすい環境を整えることで、従業員の満足度を高めて生産性を向上さえ、企業の成長につなげていこうという考え方のことです。
例えば、テレワークや在宅勤務などオフィス以外でも仕事ができるようになると、毎日の通勤時間が無くなるため、時間の有効活用や効率的な働き方ができるようになります。
生産性の向上はもちろん、これまで育児や介護などで離職せざるをえなかった人も、辞めずに済むというメリットがあります。
企業側としても、オフィス以外で働く従業員が増えれば、オフィス自体を縮小できるため、賃料・水道光熱費、交通費の削減につながります。
また、どこでも働ける環境を整えておくことで、災害などの緊急事態が発生した際も事業の完全停止を防ぐことができるでしょう。
ワークスタイル変革のデメリット
ワークスタイル変革には、いくつか注意したいデメリットもあります。
例えば、オフィス以外で働く従業員が増える場合、どうしても情報管理やセキュリティ面でのリスクが高まります。
パソコンやタブレット端末がウィルス感染したり、USBなどを紛失したりすることで情報漏えいする可能性もあるため、セキュリティ対策は万全に行うようにしましょう。
また、テレワークや在宅勤務が増えれば、上司が直接部下の姿を見るという機会は少なくなってしまいます。
労働時間の管理や人事評価が難しくなるというデメリットもあるため、規則や制度の見直しが必要になるでしょう。
ワークスタイル変革を成功するためのコツ
ワークスタイル変革を成功させるには、柔軟な雇用形態の導入、自社の働き方に適したオフィス環境の改善が必要です。
例えば、テレワーク・在宅勤務を導入する場合、企業側はオフィスを縮小すれば、家賃や光熱費などの固定費を削減できます。浮いた費用で従業員の自宅用に、座りやすい椅子や机などのオフィス家具を支給するという企業もあるようです。
また、従業員一人ひとりの働き方が異なる場合は、気づかないうちに長時間労働や休日出勤が増えていたということがないように注意しましょう。
従業員の労働時間をしっかりと管理して、短時間勤務で生産性を向上させるなど、ワークライフバランスが充実しやすいプランを検討することが必要です。
ワークスタイルの変革にコワーキングスペースを活用
ワークスタイル変革には、従業員が働きやすく、企業にとって管理しやすいコワーキングスペースを活用してはいかがでしょうか。
従業員の自宅近くのコワーキングスペースを利用すれば、通勤時間の負担が軽減されるため、短時間勤務でも効率良く働けます。従業員としてはオン・オフの切り替えがしやすく、企業側としても従業員の労働時間を把握しやすくなるでしょう。
また、安全なWi-Fi環境、個室や固定席、WEB会議や電話などができる個室フォンブース完備のコワーキングスペースもあり、カフェや図書館などでテレワークをするよりも、セキュリティ管理しやすいです。
軽い打ち合わせができるフリースペースや会議室があるコワーキングスペースなら、複数人で集まってミーティングを行うことも可能です。
ワークスタイル変革、新たなワークスペースの導入は「エルク」にご相談ください
ワークスタイル変革は、労働時間の管理やセキュリティ管理などの課題はあるものの、生産性の向上や災害時などへのリスクヘッジ、優秀な人材の確保などさまざまなメリットがあります。
ワークスタイル変革を成功させるためにも、従業員が働きやすく、企業としても管理がしやすいコワーキングスペースの活用がおすすめです。
大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、個室フォンブースや会議室などのセキュリティに配慮した設備をそろえたコワーキングスペースです。
フリーアドレス形式のコワーキングスペースだけではなく、1名で利用できる固定席や数名で利用できる個室なども契約することが可能です。
京阪本線・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分という好立地にもあり、ビジネス街(中之島・淀屋橋)や繁華街(梅田・北新地)からのアクセスにも優れています。
大阪でセキュリティに配慮したコワーキングスペースをお探しの方は、ぜひお気軽にエルクまでご相談ください。