多様化する働き方やインターネットの発達によって、場所や時間に縛られずに働く「ノマドワーカー」が近年増加しています。
この記事では、ノマドワーカーとは何か、適した職種や働き方、働く場所について紹介します。
更新日:2024/05/21
ノマドワーカーとは
ノマドワーカーとは、遊牧民や放浪者という意味を持つ「nomado(ノマド)」から生まれた言葉です。
時間に縛られず、特定のワークスペースも持たず、仕事場を転々としながら働く人のことを指します。
個人事業主・フリーランスとの違い
個人事業主は個人で事業を営み働いている人を指し、フリーランスは企業や団体に所属せず、単発の仕事ごとに契約を結ぶ働き方を指します。
個人事業主やフリーランスも、仕事の内容次第では拠点を持たずに自由に仕事場所を選ぶことが可能です。
そのため、ノマドワーカーとして働く個人事業主・フリーランスも多いですが、事務所を構えたり自宅を仕事場としたり、特定のワークスペースを持つ個人事業主・フリーランスはノマドワーカーではありません。
テレワーカーとの違い
テレワーカーとは、自宅やコワーキングスペース、カフェなど、企業のオフィス以外の場所で仕事をする人のことを指します。
オフィス以外で働くという点はノマドワーカーと似ていますが、テレワーカーの場合は仕事をする場所を会社に報告する義務があったり、勤務時間が定められているケースも多いです。
ノマドワーカーに多い職種・仕事内容は?
ノマドワーカーに多い職種・仕事内容は、以下の通りです。
エンジニア
システムやアプリの開発、プログラミングなどを行うエンジニアは、ノマドワーカーに多い職種として挙げられます。
エンジニアは、案件を受注してから納品するまでオンラインで完結できるため、インターネット環境とパソコンがあればノマドワークが可能です。
ライター
ライターとは、クライアントの要望に応じて、Webサイトや雑誌などに記載する文章を作成する仕事です。
文章を書くためのパソコン、クライアントとやりとりをするためのインターネット環境が揃っていれば仕事ができるため、ノマドワーカーとして働くことができます。
Webデザイナー
ホームページの設計やデザイン、雑誌やWebに掲載する広告のデザインなどを行うWebデザイナーも、ノマドワーカーの代表的な職種の一つです。
デザイナーの仕事も受注から納品までオンラインで完結できるため、ノマドワークに向いていると言えます。
ノマドワーカーってどんな働き方?
ノマドワークという働き方には、メリットだけではなくデメリットもあります。
ノマドワーカーのメリット
ノマドワーカーの主なメリットは以下の通りです。
- 好きな場所で働ける
- 通勤の必要がなく、時間を有効活用できる
- 満員電車のストレスがない
- 人間関係に悩まされない
- 会社のルールによる縛りがない
- 場所を変えながら仕事をすることで、視野を広げやすい
- 働く場所によっては、新しいビジネスチャンスにつながる出会いがある
ノマドワーカーはインターネットを通じて受注や納品を行うケースも多く、パソコンやセキュリティに関する知識が必要になります。一人で仕事をするのが基本のため、生活リズムや仕事の進捗は自分で管理しなければいけません。
また、コミュニケーションはメールやチャット、Web会議などで行うことがほとんどのため、文章や画面越しの表情などから相手の気持ちを汲む必要があるでしょう。
ノマドワーカーはどんな場所で働いている?
ノマドワーカーが働ける場所の条件は、以下の通りです。
- Wi-Fi・インターネット環境が整っている
- 長時間滞在できる
- 自由に飲食できる
- パソコン等の充電ができる
- 静かで集中しやすい
ここからは、ノマドワーカーがワークスペースとして選ぶことが多い場所を紹介します。
コワーキングスペース
コワーキングスペースは、Wi-Fiや充電に使えるコンセントをはじめ、デスクやチェアなどのオフィス家具、OA機器も揃ったワーキングスペースのことです。
カフェが併設されているところ、フリードリンクが用意されているところもあり、飲食も可能です。
個室やフォンブースを使えば電話やWeb会議も問題なく行えるため、コワーキングスペースはノマドワーカーが働く場所に適していると言えるでしょう。
ビジネス目的で利用している人が多いため、異業種のビジネスパーソンとの交流が生まれることも珍しくありません。
図書館
ワークスペースとして、図書館を利用するノマドワーカーもいます。
図書館のなかには、パソコンを利用する人向けにWi-Fi環境や電源を用意しているところもあり、たくさんの資料や資料を広げるスペースもあるため、調べ物をしながら仕事をしたいときにおすすめの場所です。
ただし、図書館は飲食禁止、もしくは飲食可能なスペースや持ち込める飲食物が限られているところもあるため、事前に確認しておきましょう。
カフェ
最近ではWi-Fiや電源を用意しているカフェも多いため、ノマドワーカーがワークスペースに選ぶことが多いです。 ただし、土日は混雑しているカフェが多く、長時間滞在ができないカフェもあるので注意しておきましょう。
公園
ノマドワーカーのなかには、公園などの屋外環境で仕事をする人もいます。
開放的な環境でリフレッシュしながら仕事ができ、長時間滞在しやすいというメリットもあります。
とはいえ、天気が悪い日や暑いとき・寒いときなどは、屋内のほうが仕事に集中できるでしょう。またインターネット回線や電源はないため、ポケットWi-Fiやモバイルバッテリーの準備が必要です。
旅行先
ノマドワーカーは自由度の高さから、国内外の旅行先で仕事をする人も多いです。
日本国内では避暑地や温泉街、海の近くが人気です。また、比較的治安が良くて物価が安めのタイやマレーシアなど、海外を旅行しながら働くノマドワーカーもいます。
旅行先で仕事をするときは、ゲストハウスやコワーキングスペースを利用するのがおすすめです。
大阪・堂島でノマドワークに適したコワーキングスペースはエルクにご相談ください
ノマドワークは、自由な場所・時間で働けるワークスタイルです。ワークスペースにはWi-Fi環境やパソコンを充電できる電源、オフィス家具などがあらかじめ備わったコワーキングスペースを活用してみてはいかがでしょうか。
大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、京阪・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分の好立地にあり、毎日8時~20時まで利用できるコワーキングスペースです。Wi-Fiをはじめとする設備が充実しているほか、カフェコーナーやオフィスコンビニがあるため、仕事の合間の休憩や食事もできるでしょう。
エルクには開放感あふれるコワーキングエリアや、集中できるプライベートエリア、電話を使えるフォンブースも設置されており、ノマドワーカーにおすすめです。
コワーキングスペースの利用方法や設備などの詳細は、ぜひエルクまでお気軽にお問い合わせください。