今までにないアイデアをもとに新しいビジネスやサービス、製品を生み出すベンチャー企業にとって、拠点となるオフィスは会社の成長に関わる重要なポイントです。
この記事では、ベンチャー企業に最適なオフィスの選び方や、注意点などについて解説します。
更新日:2024/05/21
そもそもベンチャー企業とは?
ベンチャー企業とは、柔軟な発想や視点、独自の最新技術などをもとに、新しいビジネスやサービスの展開、製品を生み出す企業のことです。
明確な定義はありませんが、IT技術を活用した企業が多く、会社の規模は小規模から中規模、設立から数年ほどの比較的若い企業を指します。
ベンチャーとスタートアップの違い
ベンチャー企業と似た意味を持ち、最近よく耳にするのがスタートアップ企業です。
スタートアップ企業は、革新的なアイデアや最先端の技術をもとに新しいビジネスモデルを展開し、短期間での急成長を目指す企業のことを指します。
「新しいビジネスモデルを展開する」という部分はどちらも同じですが、スタートアップ企業のほうが「ビジネス内容がより革新的で、成長スピードが速い」という違いがあります。
ベンチャー企業は中長期的に目標達成を目指しますが、スタートアップ企業は2~3年ほどの短期間で急成長を目指すのが一般的です。
ベンチャー企業のオフィス選びで重視したいポイント
ベンチャー企業が拠点となるオフィスを選ぶときは、以下のような点に注意しましょう。
立地・アクセスの良さ
アクセスの良いオフィスは、従業員が通いやすく優秀な人材を確保しやすいほか、企業が集まる立地であれば他社と活発に交流できるため、営業活動がしやすくなります。
また、住所は企業イメージにも影響するため、一等地にオフィスを構えれば、企業価値を高めることにもつながるでしょう。
立地・アクセスが良いエリアは賃料が高くなりますが、シェアオフィスなどのサービスを利用すれば、通常よりもコストを抑えてオフィスを構えることができます。
初期費用の安さ
設立して間もなく、成長途中でもあるベンチャー企業の場合、オフィスにかかる初期費用はできるだけ抑えたいところです。
一般的な賃貸オフィスの場合、入居する際に賃料に加えて仲介手数料や保証金、前家賃などが必要になり、さらにデスクや椅子といった設備も準備しなくてはいけないため、初期費用がかなり嵩んでしまいます。
シェアオフィスやレンタルオフィスなら、オフィス家具やOA機器、インターネット回線などのインフラはすでに揃っているため、新たに購入や契約をする必要はありません。
初期費用としては、月額利用料の数ヶ月分程度の負担で済むでしょう。
おしゃれなオフィス
ベンチャー企業における独自技術の開発や革新的なアイデアの創出には、柔軟な発想力が必要とされます。そのため、イノベーションの創造につながるおしゃれなオフィスを選ぶことも大切です。
手軽におしゃれなオフィスを手に入れたいなら、シェアオフィスやレンタルオフィスを検討してみましょう。完成されたおしゃれなオフィスで仕事でき、社員のモチベーションアップやベンチャー企業ならではの革新的なアイデアの創出、優秀な人材確保につながります。
契約期間・条件の柔軟さ
新しいビジネスモデルを展開するベンチャー企業は、いつ事業拡大する機会が訪れるか分かりません。短期間での事業拡大を念頭に置いて、契約期間・条件が柔軟で、動きやすいオフィスを探しましょう。
シェアオフィスやレンタルオフィスなら、急に移転が必要になった場合でも、かかる費用の負担を最小限に抑えることができます。
ベンチャー企業におすすめのオフィスサービス
ベンチャー企業には、あらかじめ仕事ができる環境が揃い、初期費用が安く抑えられるオフィスサービスの利用が適しています。
ここからは、ベンチャー企業におすすめのオフィスサービスについて紹介します。
シェアオフィス
シェアオフィスとは、一つの施設を企業や個人でシェアしながら利用するオフィスサービスです。
オフィス家具やOA機器、Wi-Fi環境などが準備されており、すぐに仕事ができる環境が整っています。住所利用や法人登記もできるため、初期費用を抑えながらオフィスを構えたいベンチャー企業にぴったりです。
従業員の数など企業の規模に応じてスペースを確保できるため、成長スピードの速いベンチャー企業の事業拡大にも柔軟に対応できます。
レンタルオフィス
レンタルオフィスは、賃貸オフィスのように一つの個室を貸し切ることができるオフィスサービスです。賃貸契約ではなく月額使用料を支払って利用するため、事業拡大に伴う増床や移転にも柔軟な対応が可能です。
オフィス家具やOA機器、ネット環境、共有の会議室なども整備されていて、法人登記や住所利用も可能です。
ただし、賃貸オフィスと比べると月額利用料などランニング費用が割高になる傾向があるため、長期的な拠点として利用するよりも、初期費用を抑えながら今後の成長を見込んで短期間オフィスを構えたいときにおすすめです。
コワーキングスペース
コワーキングスペースは、共有のワークスペースを個人や複数の企業でシェアするオフィスサービスです。OA機器や会議室、Wi-Fiなどは共同で利用でき、料金がリーズナブルな点が魅力です。
個室や個別席がある施設もありますが、基本的にオープンスペースとなっており、固定席がないフリーアドレス形式が多いです。
ただし、住所利用・法人登記ができない施設も多いので、注意が必要です。
ベンチャー企業がオフィスを選ぶときの注意点
ベンチャー企業には初期費用を抑えられるオフィスサービスがおすすめですが、選ぶときにはいくつか注意点があります。
解約時の違約金・退去費用を確認する
ベンチャー企業がオフィスを契約する際は、増床や移転の可能性も視野に入れておく必要があります。
そのため、解約時の費用を抑えるために、違約金・退去費用を事前に確認しておくことが大切です。
住所利用・登記が可能かを確認する
シェアオフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースのなかには、住所利用・法人登記ができない施設もあります。
ベンチャー企業の事業拠点としてオフィスを構えるのであれば、住所利用・法人登記ができるかを確認しましょう。
利用可能時間を確認する
オフィスサービスのなかには、利用できる日や時間が決まっている施設もあります。
残業や休日出勤をする可能性も考慮して、利用可能時間も確認しておきましょう。
人数より少し広めを意識する
ベンチャー企業の成長スピードは早いため、人材が増えて、すぐに移転せざるを得ないこともあります。
もっと広いスペースにすればよかったとならないように、今後の事業展開を見据えた上で、人数よりも少し広めを意識したオフィスを選ぶのがおすすめです。
ベンチャー企業に適したオフィスはエルクにご相談ください
ベンチャー企業は革新的なアイデアや最先端の技術などを用いて、新しいビジネスを展開する企業です。設立してから日の浅い企業も多く、実績のないベンチャー企業は、通常の賃貸オフィスでは物件審査が通りにくいケースもあります。
そんなときこそ、初期費用が安く成長スピードが速いベンチャー企業でもフレキシブルに対応できるオフィスサービスがおすすめです。
大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、住所利用や法人登記ができるシェアオフィスで、京阪・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分の好立地・アクセスの良さが魅力です。
ベンチャー企業の専用オフィスとして活用できる個室、個別ブースのある専用デスク、オープンスペースのコワーキングスペースが設けられており、個室や固定デスク席の契約で、会議室や住所の無料利用も可能です。
ベンチャー企業で「シェアオフィスを使用したい」「コワーキングスペースの見学をしてみたい」という方は、ぜひエルクまでお問い合わせください。