働く場所や時間に縛られることなく、自由に働ける「クラウドワーカー」は、インターネット上で仕事を完結できるので、副業や主婦のお小遣い稼ぎ、老後の働き方としても注目を集めています。

この記事では、クラウドワーカーとは何か、働くメリットやよくある職種などを初心者向けに解説します。

クラウドワーカーとは?

クラウドワーカーとは、インターネット上で完結する「クラウドソーシング」というサービスを介して仕事をする人を指します。

クラウドソーシングとは、企業や個人が不特定多数の人に対して、業務を依頼できるサービスのことです。
日々、幅広い案件がクラウドソーシングのサイトで募集されており、応募・受注したクラウドワーカーが業務を遂行しています。

クラウドワーカーは、業務の受注から納品、報酬の受取りまで、すべてインターネット上で行います。

パソコンとインターネット環境があればどんな場所でも仕事ができて、居住地や年齢などが問われるケースも少ないため、会社員の副業や主婦のお小遣い稼ぎ、退職後のシニアの仕事としても注目が集まっています。

クラウドワーカーとして働く3つのメリット

クラウドワーカーとして働く主なメリットは、以下の通りです。

幅広いジャンルの仕事がある

クラウドワーカーの職場でもあるクラウドソーシングのサイトには、幅広いジャンルの仕事が溢れています。

例えば、アンケートへの回答、テープ起こしなどの簡単な業務から、プログラミングやデザイン、イラスト制作など、専門性や特技を活かせる仕事もあります。

たくさんの仕事のなかから、クラウドワーカーは自分のスキルや経験を活かして収入を得ることができます。

気軽に始めやすい

クラウドワーカーは、クラウドソーシングサイトに登録するだけで始めることができます。

オフィスや店舗を構えたり、名刺をつくったりする必要はないため、気軽に始められるのも大きなメリットです。

副業として働きやすい

クラウドワーカーは、アルバイトやパートとは違い、好きな時間・好きな場所で働けるケースがほとんどです。

平日の夜や休日など、空いた時間を使って仕事ができるため、日中はサラリーマンとして働き、副業でクラウドワーカーになる人も多いです。

クラウドワーカーでよくある職種一覧

クラウドワーカーでよくある職種一覧

クラウドワーカーとして働く人が多いのは、以下のような職種です。

  • プログラマー
  • Webライター
  • Webデザイナー
  • イラストレーター
  • 動画・画像編集
  • 音楽制作
  • 翻訳家

など

ほかにも、データ入力やテープ起こし、資料作成やアンケートの回答などの、簡易的な作業を依頼している案件もあります。

資格やスキルを必要としない職種も多いので、主婦や学生でもクラウドワーカーとして働くことができます。

クラウドワーカーになるには?基本の流れや手順について

クラウドワーカーになりたいけれど、具体的に何をすれば良いか分からないという方もいるかもしれません。

ここからは、クラウドワーカーになるための基本の流れや手順について紹介します。

クラウドソーシングサイトに登録

クラウドワーカーになるには、クラウドソーシングサイトに登録しなければいけません。

さまざまな会社がクラウドソーシングサイトを運営していますが、それぞれ案件の質や量は異なります。
安心して利用するためにも、それぞれのサービス内容をよく確認して選びましょう。

経験・スキルを活かせる仕事を探す

クラウドソーシングサイトに登録したら、自分の強みを活かせる仕事を探してください。

案件に応募する際は、希望の契約条件を設定し、経験やスキル、対応可能な稼働時間などをメッセージに添えて、自らを売り込んでいきます。

契約成立後、仮払いを待つ

案件の受注が決まったら、契約内容をしっかり確認しましょう。

問題がなければ契約を結び、クラウドワーカーの報酬未払いを防ぐ仕組みである「仮払い」を待ちます。

仮払いが行われない状態で納品すると、悪質なクライアントの場合、報酬が未払いになる可能性もあるので注意しましょう。

作業をして期日までに納品

クラウドソーシングの案件には期日が設けられているため、クライアントが仮払いの手続きを行ったら、スピーディーに業務に取り掛かる必要があります。

納期に遅れると、クライアントからの信頼・評価が下がり、ほかのクライアントからも依頼が来なくなってしまうので注意してください。

検収完了となった後、入金を受ける

納品した成果物に不備などがなければ、クライアントの検収が完了します。

クライアントからの検収完了の連絡が来ると、受注した案件の業務は終了となり、報酬を受け取ることができます。

クラウドワーカーが注意すべきこと

クラウドワーカーが注意すべきこと

クラウドソーシングを利用するからといって、必ずしも仕事が上手くいくとは限りません。
ここからは、クラウドワーカーが注意しなければいけない点を3つ紹介します。

クライアントとのトラブル

クラウドソーシングは、仕事の受注から納品まで、すべてインターネット上で完結してしまいます。
そのため、途中でクライアントと連絡が取れなくなったり、報酬が支払われなかったりなど、トラブルが起こる可能性は十分にあります。

クラウドワーカーとして安心して働くには、クライアント選びも重要です。
実績やほかのクラウドワーカーからの評価を見て、良いクライアントかどうかを見極める必要があるでしょう。

収入を得たら確定申告が必要

クラウドワーカーとして年間20万円以上の収入を得たら、確定申告が必要です。

帳簿付けや領収書の管理など、クラウドソーシングの案件以外の作業もしなければいけませんが、確定申告によって払いすぎた税金の還付を受けられることもあります。

集中して働ける場所を確保する

納期遅れはクライアントからの評価が下がってしまい、クラウドワーカーとしての今後の仕事にも影響がでます。

しかし、隙間時間を使って自宅やカフェで仕事をしようと思っていたけれど、実際やってみたらなかなか集中できないという方も多いようです。

業務の質やスピードはクライアントからの評価・信用問題にかかわってくるので、長期的にクラウドワーカーとして働くなら、集中して働ける場所を確保する必要があるでしょう。

クラウドワーカーにはコワーキングスペースがおすすめ

クラウドワーカーにはコワーキングスペースがおすすめ

クラウドワーカーはどんな場所でも働くことができますが、より仕事に集中したいという方には、コワーキングスペースの利用がおすすめです。

コワーキングスペースは、デスクや椅子などのワークスペースはもちろん、OA機器やインターネット環境が整っているので、すぐに作業に取り組めます。

大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、フリーアドレス制のコワーキングスペースはもちろん、クラウドワーカーに人気の固定席が備わったオフィスサービスです。
コワーキングスペースを都度利用できる「ドロップインメンバー」や、土日祝日だけ利用できる「コワーキングWEEKENDメンバー」などもあるので、働き方に応じて柔軟に利用できます。

集中して仕事ができる場所を探しているクラウドワーカーは、ぜひエルクまでお気軽にご相談ください。