自営業と一口に言ってもさまざまな業種があります。
独立・開業を目指すにあたって、成功しやすい自営業はどれなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、成功しやすい自営業の特徴や、個人で始めやすいおすすめの業種を紹介します。
そもそも自営業とは
一般的に自営業とは、企業に雇われるのではなく、自ら事業を営む働き方のことを指します。
例えば、個人経営の飲食店や小売店、美容院や理髪店、開業医、税理士や弁護士などの士業などが自営業に該当します。
自営業と似た言葉として、「個人事業主」「フリーランス」などが挙げられます。
個人事業主とフリーランスも自営業の一種です。
個人事業主とは、税務署に開業届を提出し、個人で継続して事業を行う人を指します。
必ずしも自営を専業とする必要はなく、会社員として働きながら、個人事業主として副業・兼業を行うケースもあります。
会社員と個人事業主の違いについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
https://workingswitch-elk.com/column/detail/113
フリーランスとは、特定の企業に属さず、個人で仕事を請け負う働き方を指します。
デザイナーやエンジニアなど専門技術や特技を活かした職種の人が多く、法人や個人と業務委託契約を締結して仕事を請け負うケースが多いです。
フリーランスと自営業の違いについては、以下の記事でも詳しく解説しています。 https://workingswitch-elk.com/column/detail/76
成功しやすい自営業はどんな職種?
自営業を始めたいけれど、「成功できるか不安」という方もいるでしょう。
ここからは、個人でも成功しやすい自営業はどれなのか、職種の選び方や見極め方のポイントを解説します。
初期投資を抑えられる業種
自営業を始めたからといって、すぐに仕事がもらえるとは限りません。
一般的には、個人で始めた事業が安定するまでには、3~6ヶ月以上の期間がかかると言われています。
自営業に失敗する主な原因の一つが、資金不足です。
高額の初期投資をしてしまい、運転資金が少ない状態で自営業をスタートしてしまうと、すぐに経営が立ちいかなくなってしまう可能性があります。
また、金融機関等から融資を受けて開業する場合、事業が始まるとすぐに月々の返済を求められるケースが多いです。 借入額が多ければ多いほど、開業後の資金不足に陥る可能性が高くなるでしょう。
利益率が高い業種
自営業で成功するには、利益率が高い業種を選ぶことも大切です。
中小企業庁が公表した「小規模事業者の構造分析」によると、フリーランスの平均労働時間は1日8時間程度となっています。
フリーランスなどの自営業は、請け負う仕事の利益率によって報酬の額が大きく異なります。
同じ8時間労働で比較すると、利益率が高ければ高いほど、受け取る報酬も多くなるでしょう。
初めて挑戦する業種で利益率が分からない場合は、まず副業からスタートして、軌道に乗ったら自営業一本に切り替えるのも一つの方法です。
安定収入が得られる業種
自営業は、会社員とは違い、自ら動いて収入を得なければいけません。
上手くいけば大きな利益が得られる業種であっても、まったく収入を得られない期間が数ヶ月あれば、生活できなくなってしまう可能性もゼロではないでしょう。
そのため、自営業を始めるときは、安定した収入を得られるかどうかも注目したいポイントです。
収入の水準がある程度高く、安定して稼ぎやすい業種を選択することをおすすめします。
個人でも始めやすい!成功を目指す人におすすめの自営業の職種一覧
ここからは、個人でも始めやすい自営業におすすめの職種を紹介します。
Webデザイナー
Webデザイナーは、個人でも始めやすいおすすめの自営業です。
実際に、フリーランスとして働くWebデザイナーは多く、Webサイトや企業広告などのデザインを請け負っています。
Webデザイナーは需要が高い職種なので、スキルや実績がある人は安定した収入を得やすいです。
また、パソコン一つあれば始められる職種のため、「初期投資を抑えられる」「副業から始めやすい」などのメリットがあります。
プログラマー
Webやアプリ等のシステム開発を行うプログラマーも、個人で始めやすい自営業の一つです。
プログラマーの需要は年々上昇しており、クラウドソーシングだけではなく、フリーランス向けのエージェントでも仕事を獲得しやすい傾向にあります。
プログラミングスキルが必要となりますが、報酬が比較的高い仕事でもあるので、安定した自営業を探している人におすすめです。
動画編集
動画系SNSの人気が高まる昨今、動画編集ができる人材の需要も増加しています。
専用の編集ソフトや機材をそろえるなど、ある程度の初期投資は必要となるものの、パソコンがあればどこででもできる仕事なので、動画編集の自営業は柔軟な働き方が可能です。
クラウドソーシングの普及によって、企業や個人からの依頼が受けやすくなっているため、仕事の依頼は受けやすいと言えるでしょう。
Webライター
インターネットで公開する記事を書くWebライターは、基本的な文章力やタイピングができれば、誰でも始めやすい自営業です。
自分で営業活動を行う以外にも、記事執筆代行サービスやクラウドソーシングに登録し、仕事の依頼を受けるという方法もあります。
ただし、Webライターは非常に人気の高い業務の一つなので、報酬単価はそれほど高くありません。
請け負う記事数を増やす、または医療や金融等、専門分野の記事制作を請け負うと、高収入を得やすいです。
通訳・翻訳
語学力を活かした自営業としては、通訳・翻訳の仕事もおすすめです。
仕事を獲得するには高い語学スキルが求められる職業ではありますが、最近ではクラウドソーシングが普及したことで、通訳や翻訳の窓口が広がっています。
しっかりとした語学スキルがあれば初心者でも始めやすい自営業と言えるでしょう。
オンライン講師
コロナ禍の影響もあり、オンライン講師の需要も高まっています。
オンライン講師は、語学や投資、プログラミング、ビジネスマナーなど自分の得意なことを活かして、オンラインレッスンやセミナーを通じて授業や講義を行います。
実店舗を用意する必要がなく、パソコンやインターネット環境、Webカメラがあればできるため、初期投資を抑えて始められる自営業の一つです。
自営業で成功を目指すならコワーキングスペースを活用しよう
自営業で成功を目指すなら、初期投資を抑え、利益率が高く安定収入が得られる業種を選ぶことが重要です。
必ずしもオフィスを構える必要はなく、自宅でパソコンがあれば始められる職種もあります。
ただし、自宅ではなかなか仕事に集中できないという方も多いようです。
オン・オフの切り替えが難しく、家事や育児が気になってしまったり、雑音が多くてオンラインミーティングがしにくいなどの声も挙がっています。
自営業で成功を目指すなら、集中できるワーキングスペースを確保することは不可欠と言えるでしょう。
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