新型コロナウィルス感染症の流行によって、日本でもオフィス以外の場所で仕事をする「テレワーク」が普及しました。
そして感染拡大が落ち着いてきた今、オフィス回帰を図る企業もいれば、テレワークを続ける企業もあり、さまざまな働き方ができるようになっています。

この記事では、そんなテレワーク時代におけるオフィス需要の変化について紹介します。

テレワーク普及で変化するオフィス需要

2020年に流行した新型コロナウィルス感染症の影響で、日本ではテレワークが一気に普及しました。

ザイマックス不動産総合研究所の調べによると、2019年のテレワーク実施率は13.4%であったのに対し、2020年には62.7%と約4.7倍も増加しています。
翌年の2021年になると、テレワークの普及率は67.7%となり、定着化が見られるようになりました。
感染拡大が落ち着いてきた2022年には61.5%となるなど、テレワークの実施率の伸びは頭打ちとなる結果が出ています。

また、テレワークを導入する企業が急増した2020年以降、新型コロナウィルス感染症がなかなか終息しなかったこともあり、オフィスを解約・縮小する企業が増加傾向にありました。

これまでは人気物件であった都心部のオフィスビルに空室が見られるようになり、地方にサテライトオフィスを構える企業も増加しています。

その後、2022~2023年には新型コロナウィルス感染症の流行が落ち着き、あらゆる規制が緩和されたこともあり、オフィス回帰を図る企業が増えています。

一方で、コロナに関係なくテレワークを続ける企業もあり、多様な働き方ができるサテライトオフィスやハイブリッドワークを導入する企業は、引き続き増加傾向にあります。

テレワークが普及してもオフィスは必要?

テレワークが普及してもオフィスは必要?

テレワークが普及したことで働き方も多様化し、必ずしもオフィスで仕事をしなければいけないという時代ではなくなってきています。
しかし、実際のところ、テレワークが普及したら、オフィスは本当に必要ないのでしょうか。

ここからは、テレワーク時代の働き方や今後のオフィスの在り方について紹介します。

従業員が働き方を選べる時代

テレワークが普及したことによって、従業員が働き方を選べる時代になりました。
どこでも仕事ができるようになり、必ずしもオフィス出社しなければいけないという状況ではなくなっています。

しかし、なかには自宅に快適な仕事環境がなく、オフィスのほうが仕事をしやすいという方もいるのではないでしょうか。

従業員が働く場所を柔軟に選べるように、テレワークが普及しても、働く場所の選択肢としてオフィスを残しておくことが有効かもしれません。

理想的な働き方はハイブリッドワーク

テレワークが普及する社会での理想的な働き方は、テレワークとオフィスワークを選択しながら働けるハイブリッドワークだと言われています。

ハイブリッドワークなら、週5日勤務中3日はオフィス出社、残りの2日は自宅で仕事をするといった柔軟な働き方ができます。
その日の業務に合わせて従業員が働く場所を選べれば、業務効率も良くなるでしょう。

完全なテレワークではなく、一部にオフィスワークを取り入れることで、チーム内のコミュニケーションが円滑になる効果も期待できます。

テレワークとオフィスワークのいいとこ取りができるハイブリッドワークについては、「ハイブリッドワークとは?メリットや成功のポイントを解説」の記事でも詳しく解説しています。

サードプレイスオフィスの需要が高まる

テレワークが普及したことで需要が高まったのが、サードプレイスオフィスです。

サードプレイスオフィスとは、自宅やオフィス以外の場所を利用した疑似オフィスのことです。
具体的には、コワーキングスペースやカフェなどが、サードプレイスオフィスに該当します。

サードプレイスオフィスを導入することで、自宅では働きにくいけれど、会社への通勤時間は削減したいといった従業員の希望に寄り添うことができます。

従業員一人ひとりのニーズに沿ったオフィス環境を提供できれば、従業員満足度(ES)も高まり、離職防止や優秀な社員の獲得に一役買ってくれるでしょう。

サードプレイスオフィスについて詳しく知りたい方は、「サードプレイスとは?オフィスを導入するメリット・効果を解説」の記事も参考にしてください。

テレワーク時代におすすめのオフィスサービスは?

テレワーク時代におすすめのオフィスサービスは?

テレワーク時代にサードプレイスオフィスを導入するのであれば、コワーキングスペースの活用がおすすめです。

コワーキングスペースは、デスクや椅子といった作業スペースがあるのはもちろん、プリンターなどのOA機器、Wi-Fi環境も備わっています。
パソコンだけ持ち込めばすぐに仕事を始めることができ、カフェなどで仕事をするよりも集中できるでしょう。

また、サードプレイスオフィスを活用したハイブリッドワークを取り入れれば、従来のオフィスを縮小することもでき、コスト削減にもつながります。

大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、コワーキングスペースとシェアオフィスが併設されたオフィスサービスです。

京阪・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分の好立地にあり、ビジネス街(中之島・淀屋橋)や繁華街(梅田・北新地)からのアクセスが良好です。

コワーキングスペースにはフォンブース(個室)も設置されており、テレワーク中のオンライン会議や電話での商談などにも活用できます。
会議室の利用も可能なため、テレワークで利用するだけではなく、オフィスを縮小したい企業がサードプレイスオフィスとして活用するのにもおすすめです。

テレワーク普及とともにオフィスの在り方も変わる!

テレワーク普及とともにオフィスの在り方も変わる!

テレワークの普及に伴って、さまざまな働き方ができるようになってきた近年、オフィスは必ずしも必要な場所ではなくなりました。
しかし、テレワークだけでは他者とのコミュニケーションをとるのにも限度があり、進捗報告や業務における課題などが見えにくくなってしまいます。

そこで、テレワークとオフィスワークのいいとこ取りをしたハイブリッドワーク、自宅とオフィス以外のサードプレイスオフィスなどの需要が高まり、今後の働き方、オフィスの在り方として注目を集めています。

テレワーク時代の新たなオフィスをお探しの方は、コワーキングスペースとシェアオフィスで柔軟な働き方が可能な、エルクまでぜひお気軽にご相談ください。