弁護士はレンタルオフィスで開業できる？注意すべき点と6つのメリットを解説

デスクや椅子、OA機器やWi-Fi環境など事業に必要な設備が揃うレンタルオフィスは、弁護士事務所の独立開業におすすめです。
ですが、すべてのレンタルオフィスが弁護士事務所として利用できるわけではありません。

この記事では、レンタルオフィスで弁護士が開業するときの注意点やメリット、大阪で事務所を構えたい方におすすめのレンタルオフィスを紹介します。

弁護士がレンタルオフィスで開業するときの注意点

弁護士法において、レンタルオフィスで弁護士の開業を禁止する規定はありません。
そのため、要件を満たしたレンタルオフィスであれば、弁護士の独立開業に利用できます。

弁護士は相談者の個人情報や企業の機密情報など重要なデータを取り扱うため、弁護士法第23条「秘密保持の権利及び義務」において、職務上知り得た秘密を保持する義務が明記されています。

弁護士事務所を構える際は、セキュリティ対策とプライバシーの保護を徹底しなければならず、どんなレンタルオフィスでも開業できるわけではないのです。

弁護士がレンタルオフィスで開業をするときの注意点は、以下の通りです。

第三者に閲覧される恐れのない事件記録等の保管場所があるか
他の利用者に、相談・打ち合わせの電話や会話の内容が聞こえない施設となっているか
電話やFAXが事務所専用の番号であるか
郵便物の取り違えが生じない管理体制が整っているか

弁護士業は重要な情報を取り扱うことが多いため、レンタルオフィスで独立開業する際は、セキュリティ対策やプライバシー保護ができる完全個室の施設などを選ぶようにしましょう。

レンタルオフィスで弁護士事務所を開業するメリット

弁護士法第23条の「秘密保持の権利及び義務」に対応した施設であれば、弁護士がレンタルオフィスで開業するメリットはたくさんあります。

ここからは、レンタルオフィスで弁護士事務所を開業するメリットを6つ紹介します。

費用を抑えて開業できる

弁護士の独立開業に賃貸事務所を利用する場合、初期費用として敷金や礼金、内装工事費、通信回線工事費、オフィス家具やOA機器の購入などが必要となります。
高額の初期費用は、弁護士事務所の開業において大きな負担となってしまうでしょう。

レンタルオフィスなら、内装や通信回線の工事は不要です。
オフィス家具やOA機器の購入も必要ないため、本来発生するコストを大幅に抑えて開業できるというメリットがあります。

すぐに業務を開始できる

弁護士の独立開業に賃貸事務所を利用する場合、内装工事や通信回線工事、オフィス家具やOA機器の購入・搬入が完了してからでないと、実際の業務はスタートできません。
事務所の規模にもよりますが、工事等の作業には概ね1～3ヶ月程度かかるのが一般的です。

レンタルオフィスなら、契約後すぐにオフィスを利用できるため、その日から業務を開始することも可能です。
契約する個室の広さや数を変えるなど、契約変更も比較的柔軟にできるため、スタッフの増減に合わせた事務所の拡大・縮小にもスムーズに対応できるのもメリットの一つです。

セキュリティ面で安心できる

弁護士事務所は、自宅で開業することも可能です。
しかし、セキュリティやプライバシー保護の観点でいえば、レンタルオフィスのほうが安心できるという方も多いです。

レンタルオフィスのなかには、住所利用や法人登記が可能な施設もあります。
弁護士の独立開業時に、事務所の所在地としてレンタルオフィスの住所を利用できれば、自宅の住所を公にしなくても良いため、プライバシーを守ることにつながります。

また、弁護士事務所は顧客との信頼関係が重要です。
情報漏洩を防ぐためにも、セキュリティ対策が整ったレンタルオフィスを利用するほうが安心という方もいるでしょう。

ただし、すべてのレンタルオフィスがセキュリティ対策万全というわけではありません。
複数の個人・法人が共同で利用するレンタルオフィスだからこそ、実際に見学をして、セキュリティ面での安全性を自分の目で確認することをおすすめします。

ビジネス一等地の住所で開業できる

レンタルオフィスは、駅周辺やオフィス街など、ビジネス一等地に位置する傾向にあります。

一等地に賃貸事務所を構えるとなると高額の費用がかかるのはもちろん、立地の良い物件に空室がでることは少なく、なかなか難しい場合が多いです。

しかし、レンタルオフィスなら比較的リーズナブルな料金で、一等地に弁護士事務所を構えることが可能です。
一等地にある弁護士事務所は顧客や取引先の信頼も得やすく、アクセスの良い事務所なら相談希望の方も足を運びやすいため、ビジネスチャンスが広がりやすいでしょう。

受付・来客対応を任せられる

弁護士は一人でも独立開業が可能な職業ですが、受付や来客対応をしてくれるスタッフがいると非常に助かります。
また、外出をする機会も多いため、郵便物や宅配便の受け取りに苦労するというケースもあるでしょう。

レンタルオフィスのなかには、受付にスタッフが常駐し、来客対応をしてくれるサービスがあります。
来客時にはティーサーブなども行ってくれるので、一人で弁護士事務所を開業する場合も、安心してゲストを招くことができます。

ただし、受付・来客対応は、弁護士事務所の印象に直結します。
入居を決める際は必ず見学をして、スタッフの印象や対応の仕方、清潔感などを確認しておきましょう。

オプションサービスを利用できる

レンタルオフィスのなかには、郵便物や宅配物の受取・発送代行、専用ロッカー、社名プレートの利用など、弁護士事務所の開業に便利なサービスを提供しているところもあります。

無料で利用できるサービスもあれば、有料のオプションとして利用できるケースもあり、レンタルオフィスによってさまざまです。

特に弁護事務所を一人で開業する場合は、オプションサービスが充実したレンタルオフィスを選ぶのがおすすめです。

大阪・堂島で弁護士の開業におすすめのレンタルオフィス

大阪・堂島で弁護士事務所の開業をお考えの方は、住所利用・法人登記ができる「WORKING SWITCH ELK（エルク）」をご検討ください。

エルクは京阪・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分という好立地にあり、中之島・淀屋橋などのビジネス街、梅田・北新地といった繁華街のアクセスに優れています。
顧客が足を運びやすいエリアにあるため、ビジネスチャンスを広げるのに役立つことでしょう。

また、エルクではプライバシーに配慮した個室オフィスはもちろん、会議室、ラウンジ、OA機器、フォンブース（個室）などの設備も整っています。
プライベートエリアとなる個室は24時間・年中無休で利用可能、共用スペースのコワーキングスペースやフリードリンクもご利用いただけます。
社名プレートを掲示したり、電話やインターネットも専用回線を引くことができるので、弁護士事務所の開業におすすめです。

エルクにはコミュニティマネジャー（受付スタッフ）が常駐しているため、郵便物や宅配便のお預かり・転送はもちろん、受付・来客対応やティーサーブなどのサービスも充実しています。
開放感と温かさのある内装は、清潔感があり、居心地の良い空間を演出しているため、レンタルオフィスで弁護士事務所の開業を検討されている方は、ぜひ見学にいらしてください。