プロジェクト用や現場事務所として、短期間だけ借りられるオフィスを求める人が増えています。短期間だけの利用となると、条件に合うオフィス物件の数は少ないのが現状です。しかし、シェアオフィスやコワーキングスペースなどのオフィスサービスであれば、短期間の利用も可能です。
そこでこの記事では、個人やプロジェクト用に短期間だけ利用できるおすすめのオフィスサービスを紹介します。
オフィスの短期間利用ニーズは高い
オフィスを短期間だけ利用したいという声は意外に多いです。
例えば、短期プロジェクト用や工事・建設の現場事務所用、オフィス移転に伴う一時利用など、すぐに利用ができて1～2ヶ月間の短期間のみ契約できるオフィスを探している方もいるのではないでしょうか。
一般的な賃貸オフィスの場合、契約後、内装工事やインターネット回線工事、オフィス備品などを購入しなければ、仕事を始めることはできません。
そのため、必要なときにすぐに利用できる自由度の高いオフィスサービスへのニーズが高まっているのです。
短期間だけ借りられるオフィスが少ない理由
オフィスの短期間利用ニーズは高いものの、短期で借りられる賃貸物件というのは、実はかなり少ないのが現状です。
そもそも通常の賃貸物件を借りてオフィスを開設する場合には、1～2ヶ月間などの短期間の利用であっても敷金・保証金などの初期費用、内装工事やオフィス家具の購入、退去時には原状回復も必要となります。
しかし、1～2ヶ月間という短期利用のために、そこまでするのは現実的ではありません。短期間の利用だからといって敷金や保証金を安くしている賃貸物件はほとんどないため、実際に賃貸オフィスを短期間だけ借りるというのは、難しいと考えておいたほうが良いでしょう。
短期間の利用もできるオフィスの種類
通常の賃貸オフィスを短期利用するのは難しいですが、レンタルオフィスやシェアオフィス、コワーキングスペースなど、短期間利用に適したオフィスサービスの普及が進んでいます。
そこで続いては、短期間利用可能なオフィスサービスの種類、それぞれの特徴について紹介します。
レンタルオフィス
レンタルオフィスとは、1フロアに複数のオフィスがあり、それぞれを別の企業や個人が間借りして契約するするスタイルのオフィスサービスです。個室を利用できるケースも多く、月額定額制などの利用契約を締結するため、通常の賃貸オフィスとは違って、数ヶ月単位で利用することができます。
レンタルオフィスなら、業務に必要なデスクやOA機器、ネット環境、会議室などがもともと整備されているため、初期費用を抑えてすぐに仕事を始めることも可能です。また、法人登記や住所利用ができるレンタルオフィスが多く、個人事業主・フリーランスの住所利用や、起業時に小規模なオフィスが欲しいという方にも適しているでしょう。
ただし、共有スペースである会議室などは予約が必要であったり、内装を自分好みに変えられなかったりと、利用に際して制約があるケースが多いです。自由が効かない点はデメリットと言えるでしょう。
シェアオフィス
シェアオフィスは、1つの区画を複数の利用者で共有して利用するタイプのオフィスサービスで、自由に使用できる共同スペースと、半個室や個別ブースの設けられた固定席があるのが特徴です。
レンタルオフィスと同様に数ヶ月単位で利用することができ、業務に必要なワークスペースやOA機器、ネット環境などが整っています。
また、シェアフィスは共同スペースで仕事ができるため、他の職種との交流がしやすい点も魅力です。人脈が広がれば、ビジネスチャンスに活かすことができるでしょう。
ただし、不特定多数の人と接する共同の職場となるため、プライバシーやセキュリティ面に不安がある点や、周りの話し声や作業音などが聞こえて集中しづらいという点は、デメリットになるかもしれません。
コワーキングスペース
コワーキングスペースとは、共有のワークスペースで、フリーアドレス形式で仕事ができるオフィスサービスを指します。月額利用契約だけではなく、利用する度に料金を支払うドロップインなどのプランがあり、費用を抑えて短期間やスポット利用がしやすいのが特徴です。
コワーキングスペースはオープンスペースが基本ですが、デスクやOA機器、ネット環境などが整っている施設が多いです。リラクゼーションスペースのある施設なら、他の業種の方とも交流しやすいでしょう。
ただし、コワーキングスペースは専用スペースがないため、セキュリティ面に不安があったり、作業スペースが狭かったり、周りの人の話し声が聞こえたりといったデメリットもあります。
また、あらかじめオフィス環境が整っているため、すぐに活用でき、オフィス開設の時間と費用を大幅に圧縮できるでしょう。
短期間利用可能なオフィスサービスはどんなケースにおすすめ？
ここからは、短期間利用可能なオフィスサービスはどんなケースに適しているのか、利用例をいくつか挙げて紹介します。
事務所移転前のお試し
短期間利用可能なオフィスサービスは、移転前のお試しとして利用できるというメリットがあります。
オフィスを移転する場合、移転先となる地域や物件を選び、契約をして、内装工事をして…となると、最短でも6ヶ月間程度の期間が必要です。
しかし、これらオフィスサービスを利用することで、すぐに移転することができるほか、その地域に移転した場合に不都合はないか、営業活動はしやすいかなどを、試してみることも可能です。
また、事業拡大でより大きなオフィスに移転することを考慮して、起業後のスタートアップ時にお試しオフィスとして活用するのも良いでしょう。
プロジェクト期間のみ
短期間利用可能なオフィスサービスは、プロジェクトへの活用にもおすすめです。
必要な期間だけ月単位で契約することができるため、プロジェクトが早めに終了したり、延長したりする場合でも高額の解約金や違約金を払わずに利用することも可能です。また、あらかじめオフィス環境が整っているため、すぐに活用でき、オフィス開設の時間と費用と労力を大幅に圧縮できるでしょう。
個人利用
個人利用する場合も、短期間のみの利用も可能なオフィスサービスの活用がおすすめです。
敷金・保証金などを安く抑えられるだけではなく、オフィス家具など事業に必要な設備も充実しています。
これまでは自宅を仕事場としていたけれど、オフィスを借りてみようかと考えている個人事業主などは、お試しで活用できるオフィスサービスを使ってみましょう。
サテライトオフィスとして
本拠地とは別に支店や支社としてサテライトオフィスを設けるときにも、オフィスサービスはおすすめです。
レンタルオフィスやシェアオフィスであれば仕事ができるスペースや家具、OA機器、通信インフラなどが整っているほか、災害対策としてサテライトオフィスを用意する場合も、費用を抑えた運用が可能です。
大阪・堂島で短期利用のオフィス探しは「エルク」にお問い合わせください
通常の賃貸オフィスは1～2ヶ月間程度の短期間での利用がしづらく、内装工事やオフィス家具の購入、退去時の原状回復を考えると現実的ではありません。短期間でオフィスを利用する場合は、シェアオフィスやコワーキングスペースなどのオフィスサービスを活用することをおすすめします。
月額契約ができるオフィスサービスであれば、短期間での利用がしやすく、オフィス家具やOA機器、通信インフラなど仕事に必要な環境も整っているので、契約後にすぐに仕事を始めることも可能です。
大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK（エルク）」は、法人登記や住所利用ができるシェアオフィスです。
京阪・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分という好立地にあり、梅田・北新地などの繁華街や、中之島・淀屋橋といったビジネス街からのアクセスにも優れています。
専用オフィスとして使用できる個室はもちろん、個人事業主・フリーランス向けの専用デスク席、オープンスペースのコワーキングスペースが同一施設内に設けられているため、用途に合わせて柔軟な使い方をすることができます。
また、「コワーキングWEEKENDメンバー」という週末のみ利用できるプランもあるため、働き方に合わせてプランを選ぶことができるでしょう。
「短期間でのオフィス利用がしたい」「サービスの詳細を知りたい」など、シェアオフィスやコワーキングスペースに関して気になることがあれば、ぜひエルクにご相談ください。
