柔軟な働き方が広がる現代では、以前よりも独立・起業を目指す方が増えていると言われています。しかし、独立・起業は誰でも気軽にできるものではありません。
独立後の経営を軌道に乗せて成功を収めるには、役立つ資格を取得しておくのがおすすめです。

この記事では、将来的に独立・起業を目指す方に向けて、役立つ資格や成功のポイントを解説します。

独立志向のある人が資格をとる理由

独立するとなると、会社に雇われていた時のように安定した給与が得られるわけではなく、自分で収入を確保しなければいけません。
そのため、独立志向のある人は、起業後も安定した収入を得られるように、何らかの資格をとろうと考える傾向にあります。

資格を取得することで、独立・起業後に以下のようなメリットがあります。

競争力の向上

何らかの資格を持つことは、独立・起業後の競争力向上につながります。

特に独占業務ができる資格は専門性が高く、取得のハードルも高いです。
該当する資格を持っていなければ業務ができないため、誰でも簡単に参入できる仕事ではなく、競争力が低くなり、独立・起業するうえで稼ぎやすい傾向にあります。

また、独占業務が可能な資格は高収入が見込めるため、独立後も生計が立てやすくなるでしょう。

信頼性の向上

独立・起業する人が、全員資格を持っているわけではありません。
実際に、資格がなくとも会社員として培った経験やスキル、専門知識があれば、独立することは可能です。

しかし、資格を取得するということは自分の専門性を証明することができます。
資格があることで顧客からの信頼が得られれば、仕事の依頼が増えることにもつながり、まったく資格を持たない人よりも成功する可能性が高くなるでしょう。

キャリアアップ

独立・起業して成功を目指すなら、キャリアアップは不可欠です。
資格を取得すれば、より幅広い業務ができるようになるため、新たな仕事の機会を得る鍵となるでしょう。

また、収入アップも見込めるようになるため、独立・起業後の生計をたてるのに役立ちます。

独立・起業におすすめの資格一覧

独立・起業におすすめの資格一覧

独立・起業して仕事を得るには、顧客との信頼関係を築くことが重要なため、その一助となる資格は積極的に取得しておきたいところです。

ここからは、独立・起業におすすめの資格を一覧で紹介します。

公認会計士

会計系の最難関国家資格とも言われる公認会計士は、会計・監査の専門家です。

公認会計士の独占業務としては、企業の財務諸表・財務情報の監査証明が挙げられます。

また、公認会計士の資格があれば税理士の業務も行うことが可能です。

さらに、専門的な会計・税務の知識を活かして、企業経営全般のコンサルティングを行う人も多いです。

税理士

国家資格である税理士は、税金・納税に関する知識を有する税務の専門家です。

税務書類の作成はもちろん、税務代理や税務相談、会計処理サポートや資金調達のアドバイスなど、税金と会計に関する業務を行います。

また、税理士資格を取得後に、キャリアアップとして公認会計士のダブルライセンスを取得する方も多いです。

司法書士

司法書士も国家資格の一つで、人々の財産と権利に関する業務を行う法律の専門家です。

会社設立などの登記申請や不動産(土地・建物)の登記をしたり、裁判所や法務局などに提出する書類の作成をしたり、法務アドバイザーや財産管理業務などを行ったりと仕事内容は多岐に渡ります。

ただし、高度な法律知識が必要となるものの、法律に関するすべての業務ができる弁護士とは違い、司法書士の業務は登記・書類作成などに限定されています。

そのため、あわせて宅地建物取引士(宅建士)や不動産鑑定士などの資格を取得する方も多いです。

行政書士

国家資格である行政書士は、法律関係の資格としては登竜門的な立ち位置であり、行政手続きの専門家です。

法律相談を受けたり、コンサルティングを行ったり、書類作成や許認可申請の代理業務が主な仕事です。

業務範囲は幅広いですが、ほかの専門家と重なる部分も多いため、司法書士や社労士、FPなどの資格と合わせて行政書士の資格をとる方が多いです。

弁護士

弁護士は最難関とも呼ばれている司法試験を受験して得られる国家資格です。

ほぼすべての法的トラブルを解決できる法律の専門家で、一度取得すると資格の更新がなく、生涯に渡って法律に関する仕事ができます。

また、弁護士資格があれば、税理士や社会保険労務士、弁理士などに許される独占業務もできるため、業務範囲が幅広く、独立・起業に適した資格と言えるでしょう。

社労士

一般的に社労士という略称で知られる社会保険労務士も、独立・起業に役立つ国家資格の一つです。

社会保険や労働関連の法律に関する専門家で、書類作成業務や提出手続きの代行業務、人事労務のコンサルティングなどが主な仕事となっています。

社労士事務所として起業するのも良いですし、その他の業種で独立する場合も、経営スキルとしてあると役立つ資格です。

FP技能士

FP技能士は、金銭的な視点から生涯に渡る生活設計(ファイナンシャルプライニング)をアドバイスするお金の専門家です。
金融商品や保険はもちろん、年金や税金、住宅ローンや不動産、相続など幅広い知識が求められます。

資産運用に関心を抱く人が増えている昨今、FP技能士のニーズは高まっているため、独立・起業に役立つ資格の一つです。

不動産鑑定士

不動産鑑定士は、不動産鑑定評価に関する法律によって規定された国家資格で、不動産の適正な経済価値を判定し、評価するのが主な仕事です。

不動産売買だけではなく、相続や贈与、担保評価など、依頼人のニーズはさまざまです。 不動産価値の判定・評価に加え、土地のコンサル業務を行う鑑定士もいます。

不動産関連の仕事で独立・起業を目指すなら、取得しておくと役立つ資格だと言えるでしょう。

資格をとって独立・起業を成功させるには?

資格をとって独立・起業を成功させるには?

独立を目指して資格をとるなら、集中して勉強ができる場所と時間を確保しなければいけません。
会社では勉強しづらく、自宅でもなかなか集中できないという場合は、コワーキングスペースを活用してみてはいかがでしょうか。

コワーキングスペースなら、デスクや椅子といったワークスペースはもちろん、OA機器やWi-Fi環境、会議室など勉強や仕事に集中できる環境が整っています。
リーズナブルに利用できるうえに、フリードリンクもあるので、カフェやファミレスなどで勉強するよりもお金がかからないのも嬉しいポイントです。

また、勉強場所としてだけではなく、独立・起業後はそのまま仕事場として利用できる点もコワーキングスペースのメリットです。
なかには登記住所利用ができる施設もあり、オフィスを借りるよりも費用を抑えて起業することができます。

資格をとって独立・起業するならコワーキングスペースを活用しよう

資格をとって独立・起業するならコワーキングスペースを活用しよう

独立・起業する際に、必ずしも資格が必要なわけではありません。
何らかの資格を取得しておくと、安定した仕事や高収入を得やすいというメリットがあります。

今回紹介した国家資格を取得するには、集中できる勉強場所が必要です。
大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、資格取得のための勉強場所としてはもちろん、独立・起業に際して法人登記や住所利用も可能なオフィスサービスです。

施設内には専用オフィスとして利用できる個室や一人で使うのに便利な専用デスク席、コワーキングスペースが充実しており、オプションで郵便物の転送サービスや社名プレートの掲示なども行える便利な施設となっています。 資格を取得して独立・起業したいと考えている方は、ぜひお気軽にエルクまでご相談ください。