テレワークやリモートワークの普及により、働き方が大きく変わりつつある昨今、コワーキングスペースやカフェで仕事をする人も増えています。また、一見するとカフェのようにも見えるおしゃれなコワーキングスペースも増えているため、コワーキングスペースとカフェはどちらが仕事をしやすいのか、気になる方もいるでしょう。
この記事では、コワーキングスペースとカフェを仕事をする場所として比較し、それぞれの違いを説明します。
コワーキングとカフェの違いを比較
コワーキングスペースとカフェ、テレワークやリモートワークで仕事をするなら、どちらがおすすめなのでしょうか。 さっそく、それぞれの違いを比較してみましょう。
基本的な違い
コワーキングスペースとは、仕事をすることを前提としたワーキング施設で、デスクやチェアなどのワークスペースやOA機器、Wi-Fiなどのインターネット回線など、仕事をするために必要な設備がそろっているのが特徴です。
一方で、カフェとは、コーヒーなどの飲み物を提供し、店内でゆっくりとくつろぐことを目的とした施設です。飲み物を楽しむのが主な目的ですが、最近ではWi-Fi完備のカフェも多いため、なかには受験や資格の勉強をする方や、テレワークやリモートワークで仕事をするために利用する人もいます。
仕事のしやすさ
コワーキングスペースとカフェでは、仕事のしやすさに大きな違いがあります。
コワーキングスペースは仕事をすることを前提とした施設なので、一人あたりのデスクスペースが広々としているのが特徴です。また、パソコン作業をする人に向けて各デスクに電源が設置され、専用Wi-Fiを利用できる施設も多いです。
他にも、コピー機や複合機、シュレッダーなど、通常オフィスと同等の設備が備わったコワーキングスペースが多く、会議室やミーティングルームを備えている施設もあるため、仕事がしやすい環境が整っていると言えるでしょう。
カフェは、一般的には席間隔が狭く、デスクもあまり広くはありません。電源も各席に設置されているわけではないため、電源付きの席を確保できなければ、長時間仕事をするのは難しいでしょう。
また、最近ではフリーWi-Fiを設置しているカフェも増えていますが、不特定多数の人が利用するカフェの場合、データの覗き見などの危険性もあります。
そのため、仕事のしやすさで言えば、カフェよりもコワーキングスペースのほうが適していると言えるでしょう。
利用可能時間
コワーキングスペースとカフェでは、利用可能時間にも違いがあります。
カフェの場合、基本的に1回あたりの利用時間は定められていません。ただし、混雑する時間帯も多く、あまり長居ができる施設ではないでしょう。ちょっとした作業をするには適していますが、長時間仕事をするのには不向きです。
一方で、コワーキングスペースの利用可能時間は、施設や契約プランによって異なります。
月額定額制プランの場合は時間を気にせず長時間利用も可能ですが、従量課金制で都度払いのドロップインでは、1日単位や時間単位での利用となります。なかには24時間営業のコワーキングスペースもあるため、自分の都合に合わせて利用できる点はメリットです。
利用料金
カフェは、飲食物を注文しなければ利用することができないため、利用料金は注文したメニューの料金となります。ちょっとした空き時間に仕事をしたい場合は、コーヒー1杯程度の料金で利用することもできるでしょう。
一方、コワーキングスペースの利用料金には、月額定額制と日や時間単位で利用するドロップインの2種類があります。具体的な利用料金は施設によって異なるものの、月額定額制では2~3万円程度、ドロップインは30分単位で500円程度など、比較的リーズナブルな料金で利用することができます。
利用者層
コワーキングスペースとカフェでは、利用者層にも大きな違いがあります。
カフェは本来、飲食物の提供を目的とした施設であるため、老若男女問わず幅広い利用者がいます。
対して、コワーキングスペースは仕事を目的として利用する人が集まる施設です。カフェとは違ってビジネス交流が生まれるため、仕事に活かせる人脈づくりができるのも特徴の一つです。
立地・施設数
コワーキングスペースとカフェを比較すると、カフェのほうが施設数も多く、さまざまな立地にあるため、気軽に利用できるというメリットがあります。ただし、時間帯によっては混雑によって利用できないケースもあるでしょう。
対して、コワーキングスペースは駅近や一等地に多くあるため、移動中の空き時間や出張先でも、時間帯を気にすることなく利用することができます。また、フリーデスクが基本ですが、施設によっては固定デスク席の契約も可能です。
飲食サービス
カフェは飲食を目的としているため、飲食メニューが豊富にそろっています。 一方、コワーキングスペースでは、カフェに比べるとドリンク数は少ないですが、飲食サービスとしてフリードリンクが設けられているところが多いです。
住所利用・登記サービス
コワーキングスペースとカフェでの大きな違いに、住所利用・登記サービスがあります。
カフェではこのようなサービスを受けることができませんが、コワーキングスペースのなかには、名刺やホームページへの住所利用、法人登記が可能な施設もあり、仕事で必要な郵便物や宅配物を届けてもらうことができるだけではなく、プライバシーを守ることにもつながります。
コワーキングスペースの法人登記については、以下の記事もご覧ください。
https://workingswitch-elk.com/column/detail/53
仕事をするならカフェよりもコワーキングスペースがおすすめ!
仕事をすることを目的として利用するなら、カフェよりもコワーキングスペースがおすすめです。
コワーキングスペースは仕事がしやすい環境が整っているだけではなく、なかにはカフェを併設する施設やフリードリンク制のカフェスペースを備えた施設もあり、従量課金制のドロップイン契約で気軽に利用することもできます。また、コワーキングスペースは、コミュニティーマネージャーが受付や来客対応、郵便物や宅配便の管理をしてくれるのも大きなメリットと言えるでしょう。
さらに、カフェで仕事の電話をする場合は情報漏えいへの配慮が必要となりますが、コワーキングスペースにはフォンブースがあることが多く、仕事の電話やオンライン会議などを気兼ねなくできるのも魅力の一つです。
大阪・堂島のシェアオフィスは「エルク」にご相談ください
コワーキングスペースは、カフェに比べて仕事に適した環境が整っているため、集中して仕事に取り組みたいときにおすすめです。
大阪・堂島にあるシェアオフィス「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、コミュニティーマネージャーのいるコワーキングスペースを提供しています。京阪・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分の好立地にあり、ビジネス街や繁華街からのアクセスにも優れています。
エルクのコワーキングスペースでは、8~20時まで月額22,000円、ドロップイン利用では30分550円、終日3,300円で気軽にご利用いただくことができます。
また、フリードリンクの利用やゲスト利用、フォンブースも利用可能です。
エルクには開放感あふれるコワーキングエリアと、集中できる洗練された空間が広がるプライベートエリアが併用されています。プライベートエリアでは、1名用固定席から1~7名用完全個室も設けられているので、コワーキングスペースとしての利用だけではなく、シェアオフィスの利用を考えている方にもおすすめです。
コワーキングスペースやシェアオフィスについて気になることがあれば、ぜひお気軽にエルクまでお問い合わせください。