多様な働き方が認められつつある昨今、本業を持ちながら他の仕事にも取り組む「ダブルワーク」が注目を集めています。
さまざまなワークスタイルが増えてきたこともあって、ダブルワークを始めたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
今回はダブルワークとは何か、メリットやデメリット、注意点などをわかりやすく解説します。

ダブルワークとはどういう意味?

ダブルワークとはどういう意味?

ダブルワークとは、2つの仕事を掛け持ちながら働くワークスタイルを指します。

仕事を掛け持ちする働き方には、「兼業」や「副業」もありますが、ダブルワークは本業を持たず、アルバイトや派遣社員、フリーランスなど、非正規雇用で2つの仕事をするのが特徴です。

例えば、日中は派遣社員として働き、空いた時間や週末にクラウドワーカーとしてWebデザインやデータ入力などの仕事をするのが、ダブルワークの働き方です。

兼業との違い

ダブルワークと混同しやすい働き方として、兼業があります。
兼業とは、本業を持たない人が2つ以上の仕事を掛け持ちながら働くワークスタイルを指します。
掛けもつ仕事の種類は2つ以上ある場合もありますが、どの仕事も同じくらいの比重で扱われるケースが多く、例えば週3日は会社員として勤務し、週3日はフリーランスとして働くなど、曜日や時間を分けて働くことを兼業と呼ぶのが一般的です。

副業との違い

ダブルワークと副業の違いは、本業があるかどうかです。
副業とは、本業を持つ人が夜間や休日などのスキマ時間を使って、ほかの仕事をするというワークスタイルを指します。
例えば、平日は会社員として勤務し、夜の空いた時間や週末にクラウドワーカーとして収入を得ている場合は、会社員が本業、クラウドワーカーが副業となります。

一方で、ダブルワークは本業を持たないため、非正規雇用やフリーランスなど、非正規雇用で2つの仕事を掛け持ちます。

ダブルワークをする5つのメリット

ダブルワークをする5つのメリット<

働き方の多様化が進んだことによって、ダブルワークや兼業・副業を希望する人は増えているようです。
ここからは、ダブルワークをする主なメリットを5つ紹介します。

収入を増やせる

ダブルワークのメリットとして、まずは収入を増やせるということが挙げられます。
ダブルワークは、2つの仕事どちらも非正規雇用のため、より条件の良い仕事をしたり、働く時間を延ばしたりすることで、収入の増加が見込めます。

新しい分野に挑戦しやすい

ダブルワークは、新しい分野の仕事に挑戦しやすいというメリットもあります。
収入源が2つになるため、自分の得意なことや経験を活かせる仕事で安定した収入を得ていれば、もう1つの仕事はリスクを軽減しながら、やってみたいことや挑戦してみたいことを始めることが可能です。
異なる2つの仕事をすることで、幅広い知識や技術の習得ができたり、視野を広く持つことができるようになり、キャリアアップにもつながるでしょう。

新たな人脈が作れる

ダブルワークをすると、必然的に出会う人が増えるので、新たな人脈作りにも効果的です。
気の合う仲間が増えたり、新しい仕事を紹介してもらえたりなど、新たな人間関係の構築ができるでしょう。

フリーランスのお試しができる

ダブルワークは、フリーランスのお試しとしても有効な手段です。
フリーランスとして独立したいけれど、本当にやっていけるのかどうか不安があるという方もいるのではないでしょうか。
ダブルワークによって収入を補いながら、少しずつフリーランスの仕事を増やすようにすると、万が一失敗したときのリスクも最小限に抑えることができます。

モチベーションを維持しやすい

ダブルワークは2つの仕事を掛け持つため、働く場所や仕事の内容が変わることで、気分転換ができるというメリットもあります。 適度な気分転換をしながら2つの仕事をこなすことで、仕事に対するモチベーションも維持しやすくなるでしょう。

ダブルワークをするデメリット

ダブルワークには何かとメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。
ここからは、ダブルワークをする2つのデメリットを紹介します。

無理なく続けられる仕事を探す必要がある

ダブルワークをする場合は、無理なく続けられる仕事を探すことが何よりも重要です。

例えば、2つの職場が離れた場所にある場合、移動だけで時間をとられてしまうことになり、効率の良い働き方とは言えません。

ダブルワークには、パソコンとインターネット環境があればどこででもできる仕事、隙間時間を使ってできる仕事など、時間を有効に活用できる仕事が向いています。

労働時間が長くなりやすい

ダブルワークをする場合、1ヶ月の労働時間は自分で管理する必要があります。
また、ついつい労働時間が長くなりやすい点もデメリットと言えるでしょう。

2つの仕事を効率良くこなさなければ、休みがまったく取れないという事態に陥る可能性もありるため、自分の労働時間は自分でしっかりと管理することが大切です。

ダブルワークをするときの注意点

ダブルワークを始めるときは、以下のポイントに注意しましょう。

会社の就業規則を確認する

パートやアルバイト、派遣社員など非正規雇用での仕事をしている場合、会社の就業規則を確認するようにしましょう。
なかには、ダブルワーク自体を禁止していたり、競合他社での就業を禁止しているケースもあるので注意が必要です。

複数の会社で雇用される場合は報告が必要

複数の会社で雇用され、2ヶ所から給与を受け取る場合には、どちらの会社でも社会保険に加入する必要があります。
そのため、ダブルワークで2ヶ所から給与を受け取っているということを、それぞれの会社に報告しなければいけません。

確定申告が必要

2ヶ所から給与を受け取るダブルワークの場合、給与額が多いほうの会社で年末調整をしてもらいます。
また、もう一つの会社から受け取る給与が年間20万円を超える場合は、自分で確定申告を行う必要があります。

効率良くダブルワークをするには働きやすい場所を確保しよう

効率良くダブルワークをするには働きやすい場所を確保しよう

ダブルワークを長く続けるためには、効率の良い働き方をして、労働時間やスケジュールを上手に管理することが大切です。
例えば、移動に時間がかからない職場やオンラインでできる仕事を見つけたり、集中して作業ができる働きやすい場所を確保することも重要です。

クラウドソーシングなど、オンラインでできる仕事をするなら、コワーキングスペースを活用してみてはいかがでしょうか。
コワーキングスペースは、デスクや椅子、OA機器やWi-Fi環境など、仕事に必要なインフラ設備が整った施設です。
個人事業主やフリーランスが多く利用していて、ダブルワークにもおすすめです。

大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、京阪・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分の立地にあるアクセスの良いコワーキングスペースです。
コワーキングエリアは8時から20時まで利用することができ、土・日・祝日のみフレキシブルに利用できる「コワーキングWEEKENDメンバー」プランもご用意しています。
大阪でダブルワークを始めて働きやすい場所を探している方は、ぜひお気軽にエルクまでお問い合わせください。