一人起業というと難しいイメージがあるかもしれませんが、一人で起業して成功している人もたくさんいいます。
さまざまな働き方が増えている昨今、副業としてビジネスを始める人も多く、一人起業への注目が集まっています。
この記事では、一人起業とは何か、メリット・デメリット、人気の仕事や始め方などを解説します。

一人起業とは?

一人起業とは?

一人起業とは、一人で事業を立ち上げることを指しています。
起業スタイルはさまざまですが、個人事業主やフリーランスとして仕事を始める人が多い傾向にあります。
一人で起業するため大変なことも多いですが、働き方の自由度は高く、好きなことを仕事にできる可能性もあることから、特に近年、一人起業家を目指す人が増えているようです。

一人起業のメリット5つ

一人起業には、以下のようなメリットがあります。

初期費用が少額で済む

個人事業主やフリーランスとして一人起業する場合、法人とは違って資本金を用意する必要はありません。
また、パソコンさえあれば始められるビジネスの場合、設備投資もほとんどかからないため、起業時の初期費用はかなり安く抑えられるでしょう。
起業時の初期費用が少額であれば、借入をする必要もないため、万が一事業が失敗しても負債を背負う心配はありません。

自分の裁量で経営ができる

一人起業の場合、経営における決定権はすべて自分が握っています。
一人ですべての責任を負う必要はあるものの、自分の裁量で経営ができるというのは大きなメリットになるでしょう。
これまでチャンレンジしたくてもできなかったこと、温めていた企画やアイディアがある場合も、一人起業なら自分の裁量で一歩踏み出すことが可能です。

時間を自由に使える

一人で起業するのであれば、決められた勤務時間内で働くなど、時間に縛られることはありません。
サラリーマン時代は残業が多くてプライベートな時間を作るのが難しかったという人も、一人起業をすることで、ワークライフバランスを充実させやすいのではないでしょうか。

ストレスがかからない

人間関係でのストレスを抱えなくて済むのも、一人企業の大きなメリットです。
意見や方向性の食い違いから誰かと口論になったり、上司や同僚との人間関係に悩んだりといったことは一切なくなります。
また、サラリーマンとは違って働く場所も自由に決められるため、わざわざ満員電車に乗ってストレスをためる必要もありません。

ビジネススキルが上がる

一人で起業するということは、経営に関わるすべての業務を自分でやるということです。
マーケティングや企画、営業活動はもちろん、法務や財務についても一人でこなすことになります。
もちろん、専門的な業務については弁護士や会計士、税理士などの手を借りることも可能ですが、自分自身で判断しなければならないことも多いため、自然と幅広いビジネススキルが身についてくるでしょう。

一人起業のデメリット3つ

一人起業は、メリットの多い働き方として注目を集める一方で、デメリットとなり得ることもいくつか考えられます。
ここからは、一人起業の主なデメリットを3つ紹介していきます。

資金調達が難しい

一人起業は開業資金が少額で済むというのが魅力ですが、まとまった費用が必要な場合は、資金調達に難航するというデメリットがあります。

金融機関や投資家などの外部から資金調達をする場合、事業計画を練り、将来性や返済能力などをアピールして信頼を得たり、審査を受けたりする必要があるでしょう。
また一人起業の場合、一般的な法人企業に比べて社会的信用度は低いことから、事業が行き詰ったときに融資を得られない可能性もあり、資金調達の面では苦労することがあるかもしれません。

オン・オフの切り替えがしにくい

働く時間も自由に決められるのが一人起業のメリットですが、その反面、オン・オフの切り替えが難しくなる点はデメリットと言えます。
仕事に集中し過ぎて、ついつい長時間労働になってしまったり、プライベートな時間と仕事時間との線引きが上手くいかず、仕事に集中できないという可能性もあるでしょう。

相談相手がいない

事業に行き詰まったときに相談できる相手がいないというのは、一人起業をしている人に多い悩みの一つです。
同じ目線で話せる相手がいないことで、孤独を感じてしまうこともあるかもしれません。
一人起業は、自分の裁量で経営ができる点が大きなメリットでもありますが、事業をするうえでは、自分以外の人から意見を聞くというのも大切なことです。
相談相手が欲しいと感じたら、異業種交流会やビジネスサークルなど、一人起業の人たちが集まるコミュニティに参加してみるのも一つの方法です。

一人で起業できる人気の仕事はどれ?

一人で起業できる人気の仕事はどれ?

一人起業では、パソコンとインターネットがあれば、どこででもできる仕事が人気です。
ここからは、一人で起業でよく選ばれる仕事の種類を紹介します。

プログラマー

プログラミング言語を使ってプログラムを組み、ソフトやシステム開発をするプログラマーは、一人で起業できる人気の仕事として挙げられます。
プログラミング作業を外注する企業は多く、優秀なプログラマーの需要は高いと言えるでしょう。

Webデザイナー

企業やクライアントから依頼されたWebサイトやアプリなどのデザイン制作を要望に応じて作るWebデザイナーも、一人起業では人気の仕事です。
クライアントから多くの仕事を得るには実績が必要なため、企業に所属して経験を重ね、人脈を作ったうえで一人起業すると、安定して仕事を得られる可能性が高まります。

ライター

企業やクライアントから依頼された内容に従って文章を作成するライターも、パソコンとインターネット環境があればできるため、一人起業に適しています。
雑誌やWebコンテンツのライティングを依頼されることが多く、1ページ〇円、1文字〇円という単価を決めて制作することになります。

動画編集

BGMやテロップ挿入などの動画編集スキルを用いて、クライアントの依頼に沿って動画サイトなどに投稿する動画編集は、近年特に需要が高まっているため、一人起業する人が増えています。
一定の動画編集スキルが必要となりますが、独学でも習得ができるのが魅力です。

事務代行業

事務代行業は在宅でできる仕事も多く、育児や介護などの理由で離職せざるを得なかった人が、一人起業で請け負うケースが多いようです。
税理士や社会保険労務士などの資格が必要な事務もありますが、データ入力や文字起こしなど、パソコンの操作ができれば挑戦できる仕事もあります。

一人起業の始め方は?

ここからは、一人起業の始め方について、簡単に紹介します。

開業届を提出する

一人起業を始めるにあたっては、開業届の提出が必要です。
税務署のHPから用紙をダウンロードして、開業から1ヶ月以内に管轄の税務署に提出をしましょう。

ホームページを制作する

一人起業であってもホームページを制作しておくと、名刺やパンフレット代わりになり、営業活動に役立ちます。
事業内容や実績をホームページで公開しておくと、顧客を獲得しやすくなるでしょう。

オフィスサービスを活用する

一人起業の場合、自宅をオフィス代わりに使う人も多いです。
しかし、ホームページや名刺、パンプレットに住所を記載するとなると、自宅の住所を使うのに抵抗があるという人もいるのではないでしょうか。
シェアオフィスやコワーキングスペースのなかには、一人起業用のオフィスとして、住所の利用が可能なところもあります。
もちろん、住所だけではなくワークスペースも利用できるため、仕事場として利用することで、オン・オフの切り替えがしにくいという一人起業のデメリットを解消することも可能です。

一人起業にぴったりな大阪・堂島のオフィスサービスはエルクにご相談ください

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近年、一人起業をする人が増加傾向にあります。
一人での起業にはメリットもデメリットも存在するため、あらかじめ対策を講じたうえで、自分に合った働き方、成功への道を探してみてはいかがでしょうか。

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